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嫉妬や競争心、劣等感の強い人との関わり方

スタンフォード大学心理学教授 キャロル・ドゥエック博士によると、人間は「固定思考の人」(fixed-mindset)と「成長思考の人」(growth-mindset)の2タイプに分かれるそうです。
「成長思考の人」は努力を信じていて、能力は努力で身に着けようとします。他人の能力は、自分の成長のよい刺激と捉えられます。
逆に「固定思考の人」の人は努力を怠り、優れた人を蹴落とすことで自分の立場・アイデンティティを守ろうとします。他者との比較を軸に生きている、劣等感の塊です。

身近にいませんか?固定思考の男性・女性

男性だと会社の中での序列・派閥争いが発生すると、他の人を蹴落として自分がより上司や経営者に認められるように策略を謀る人も見られます。こういった人はたとえ上の人から評価されても、同僚や部下からは信頼・好意を得ることができません。
そして競争心は男性だけでなく、女性にもあります。「マウンティング女子」という言葉が流行ったりもしましたが、そういう女性は後者のタイプです。自分の方が上だ、幸せだとアピールせずにはいられないタイプです。そういう女性は会話の節々にマウンティングを入れてきます。
こういう人に対して、「むかつく」「うっとおしい」「自分も他人と比べてしまい嫌な気分になる」と感じてしまうのは仕方のない事です。

固定思考の人との接し方

こういう他者からの承認を求めている人間に対しては、褒める、おだてるのが一番です。適当に流す、冷静に分析して自分の感情に対処する、相手と距離を置くといった対応もよいでしょう。いちいちムキにならず、対立は避けた方がベターです。他の人を巻き込んで悪口、いじめで孤立させられては面倒です。弱みを握られないためにも、自分の情報は相手になるべく渡さないことに気を付けましょう。